NVIDIA RTX AI PC: A Deep Dive into the Media Briefing
2026-01-24 03:00:00 NVIDIAは1月22日、赤坂インターシティコンファレンスにて「RTX AI PC」に関するメディア向け説明会を開催した。今年の「CES 2026」【※】での発表された内容を、国内のメディアに向けて改めて披露したかたちだ。 今回説明されたのは大きく分けて次の4項目。「DLSS 4.5」と「3Dガイドによるビデオ生成」、「AIビデオ検索」、そして「ビデオ音声チャットボット」だ。会場内には多数のマシンが設置され、さまざまなデモが体験できるようになっていた。 ※CES毎年アメリカのラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市。 近年、メモリやSSDの価格高騰、および供給不足といったニュースが頻繁に報じられている。一方でNVIDIAによれば、ゲーミングPC市場は堅調だという。過去5年でコンシューマー向けPC市場全体が14パーセント減少している一方で、ゲーミングPCに関しては、同期間で年間出荷台数が50パーセント近く伸びているとされる。その原動力になっているのは、Steamなどのプラットフォームで配信されているPCゲームの数々だ。 そして、その市場を下支えしているのがNVIDIAのRTXシリーズやDLSSといった、ハードとソフト両面のテクノロジーだ。昨年発表されたRTX Blackwellは、前世代と比較して2倍の速度で普及してきたという。そうした状況を踏まえて、同社は今年もゲーミングPCの発展に全力で取り組んでいる。 今年の「CES 2026」で発表されたテクノロジーも、そちらを強く後押ししている。ということで、今回はこのメディア向け説明会の模様をレポートしていく。 取材・執筆/高島おしゃむ編集/恵那 NVIDIA 公式サイトはこちら ※この記事はRTX AI PCの魅力をもっと知ってもらいたいNVIDIAさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。 目次 第2世代のTransformerを実装したDLSS 4.5が登場! 昨年開催された「CES 2025」では、Transformer【※】ベースの超解像技術と4倍のマルチフレーム生成を搭載したDLSS 4が発表されていた。DLSSとは「Deep Learning Super Sampling」の略で、簡単に言えばAIを使用した性能向上技術のことだ。 当時対応していたゲームやアプリは75タイトルだったが、それから1年が経過した現在、対応タイトルの数は250本にまで増加している。 たとえば、2025年に発売された新作ゲームトップ20のうち、16本でDLSS 4が利用可能だ。そのなかには、ゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得した『Clair Obscur: Expedition 33』を始め、『モンスターハンターワイルズ』、『ボーダーランズ4』なども含まれている。その勢いは今年に入っても続いており、これから発売されるタイトルもDLSS 4に対応した作品が多数登場する予定だ。 ※TransformerChatGPTを始めとした大規模言語モデルなどで広く用いられる、深層学習のモデル構造(アーキテクチャ)の一種 そして、満を持して今年の「CES 2026」で発表されたのが、最新アップデートとなるDLSS 4.5だ。 本バージョンでは超解像技術に第2世代のTransformerを採用。それに加えて、新たなダイナミックマルチフレーム生成と、6倍のマルチフレーム生成を実現している。 NVIDIAはDLSSの改良に向け、出力画像を分析して学習データを拡充し、ツールや実際のゲームで検証する「分析→学習→検証→改善」というフィードバックループを継続して行ってきた。初代DLSSが登場した2018年以降、同社はこの反復を通じて、畳み込みニューラルネットワークベースのアプローチの可能性を追求してきた。 昨年、その基盤をTransformerベースの超解像技術へとアップグレードしたが、この新モデルに対しても同様のプロセスで改良を行い、初のメジャーアップデートとして今回のDLSS 4.5のリリースに至ったというわけだ。 この第2世代のTransformerは、初代と比較して5倍のデータセットを使ってトレーニングしたモデル。FP8のTensor コアを搭載したGeForce RTX 40シリーズと50シリーズで利用可能になっているという。 DLSS 4.5では、第2世代Transformerによってゲームシーンをより深く理解し、ピクセル サンプリングやモーションベクターなど、ゲームエンジン側のデータをさらに高度に活用できるようになっている。 これにより、従来以上にリアルなライティングを実現したほか、ゴーストの低減や、動く物体のエッジに発生しがちなジャギーの解消など、映像の表現力がさらに豊かに向上している。また、高リフレッシュレートのディスプレイの性能も、最大限に活かせるようになった。 DLSS 4.5ではグラフィックの表現も向上している 画面を横切るキャラクターのエッジ部分も滑らかになった … Read more